『一週間 de 資本論』
的場 昭弘
今の時代に生きづらさを感じている
全ての方に読んで頂きたい、<未来への第一歩>。
まずは「王様」の真実を知ることから
<新しい時代の価値観>は生まれる。
中世と言われた時代、各国にはわかりやすい「王様」がいました。
では民主主義が謳われる今の世界の「王様」は一体誰でしょう?
私たち市民でしょうか?
結論を言います。現代の世界にも王様はいます。
しかし王様は政治家や大統領・首相ではありません。
アナタはその正体を分かっていますか?
今、世界では、俗に言う中流階級以下(労働者階級)の人たちから、
どんどん富が吸い上げられています。
その富が流れ着く先は、株式や金融の市場、そして土地取引などです。
世界中で供給過多(モノあまり)が進んだ結果、
実態経済で儲けられなくなった王様は、
労働力も不用で、より楽に儲けられる株式・金融市場に目をつけます。
生産性(いかに短期で、元手を少なく、大きく儲けるか)が
評価の決め手となる上記の市場で儲けるために、
王様は、労働者たちへの<賃金>をあらゆる手段を用いて
削ろうと決意します。
・中世の王様は無駄遣いをして、国民に分配をしてくれることもありましたが、現代の「王様」は決して無駄遣いをしません。
・「彼ら」は表舞台にはなかなか姿を現さず、市民はその顔すらよく知りません。
・「彼ら」は会社の社長や、政治家を非常に巧みに使い、社会のシステムをいじることで自分に富が流れ込んでくる方法を上手に作り上げます。
・「彼ら」は富を蓄積することに貪欲で、そのために不正や偽装といった手段を用いることがしばしばあります。
・「彼ら」は時に成功者としてまつり上げられますが、その裏側で国民からいかに上手に搾取しているかは、決して明かしません。
今や日本でも総世帯の3分の1が貯金ゼロ世帯と言われています。
将来のために貯金したくても出来ない...
子供を産みたくとも出来ない...
自分たちは親の世代よりも豊かになることは出来ない...
いくら各国政府が借金を毎年増やしながらゼロ金利政策を打とうとも、
それらの大半は実態もおぼろげな金融市場にひたすら流れ込み、
数々のバブルで世界経済を危機にさらしています。
このような悪循環としかいいようのない状況の中で
我々が見極めなければならないのは、
この状況の背後に潜んでいる、「王様」とは誰か?
ということです。
この「半ば妖怪のような王様」の本質を
緻密に分析・解説した名著こそがマルクスの「資本論」です。
王様の<傾向>を知らないことには対策は打てません。
現代の王様は主に「株式所有」という手段で「会社」を支配し、
国民から富を吸い上げます。
「会社は株主のもの」というスローガンこそ、
王様が洗脳に用いる決まり文句です。
良い会社とは「より少ない経費で、より少ない期間に、より多くの利益をあげている会社」、
この理屈も王様が巧妙に我々に刷り込んできた、まさに洗脳の賜物です。
さぁ、まずは王様の洗脳から目覚めなければ、
新しい時代の価値観は創れません。
今の時代に、生きづらさを感じているすべての皆様に
第一歩としてこの本をお勧めします!!
本の状態 ★★☆☆☆ 2.0点
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レア度 ★★★★☆ ややレア sorry sold out...