『気づきの扉』
ティモシー・フリーク
世界がどうあるか、が不思議なのではない。
世界がある、ということが不思議なのだ。
ー ルートヴィッヒ・ウィトゲンシュタイン
哲学する、ということは、生きること。
そのひとつめの扉となる最上の一冊。
私が今、ここに、存在していることは事実。しかし、
私たちは何処から来て、一体何者で、人間以降、何処で、どうなるのか?
あらゆる哲学・思想・宗教・芸術の根底には、
この「根源への問い」があります。
ふとした瞬間に突然やってくる、あの
「あれ??私ってなんで今ここにいる(存在している)んだっけ??」
という感覚。あの一瞬で凍り付くような孤独。
結局人間は、その生の中で、
その答えを探し続け、自分だけの「人生の教科書」を
書き続けていくのではないでしょうか。
今は全部が見えなくとも、考える、続ける、がその1ページ。
この本は1時間もあれば十分に読めてしまう本ですが、
読む人にとってはこの世界が逆さまになるほどの本です。
哲学をより身近なものとするために活動する著者は、
人生・世界をこう定義します。
「人生とはあなたが見ている夢のようなもの」
「世界とはあなたの外ではなく、内側に存在しているもの」
ちょうど覚醒夢(夢を見ていると本人が分かっている状態で見る夢)こそが、
この世界の成り立ちににている、と。
あなたは夢の中の主人公??
いえ、「本当のあなたは」夢の中にはいません。
著者は言います...
「本当のあなた」とは、覚醒夢状態のように、
あなたという体験を見つめているあなた。
体験の背景に常にあって、
その心や身体を見つめているペルソナをそなえた意識。
さあいかがですか?
少しでも引っかかる部分があったなら、
この本を扉にして、思う存分哲学してみて下さい。
本の状態 ★★☆☆☆ 2.0点
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