『一生一途に』
竹浪 正造

うごかす書庫へ

あなたが「本当に求めているもの」とは何ですか？
人が生きていることの、
色んな「生きている味」のするこの本で、
何度でも、何度でも、考えてみて下さい。

みなさんにもひとつお願いをしておこう。
幸せなときには、幸せなんだなと気づいてほしい。
叫ぶなり、つぶやくなり、考えるなりしてほしい。
「これが幸せでなきゃ、一体何が幸せだっていうんだ」と。
　　　　　　ー　カート・ヴォネガット・ジュニア

衰えたとはいえ、世界3位、屈指の経済大国・日本。
店には余るほどの物資があふれ、
衛生的な水がいとも簡単に手に入り、
最高水準の医療・教育があまねく受けられ、
参政権が与えられ、主義・主張によって捕らえられることもない。
生まれながらに階級で人生を制限されず、
自分次第でいかようにでも自己実現の可能性がある。
突然、空から爆弾が降ってくることもなければ、
地雷や戦闘の流れ弾で命をおとすこともない。

そんな世界がうらやむ国・日本にあって、
まだ「幸せでない」とさまよう私たち。
「満たされず」心を傷つけあい、
時に、自ら命を絶とうとする私たち。

幸せをはかる「ものさし」は人の数だけあっていい。
誰かと同じである必要はない。
ただヴォネガットが語るごとく、
いつも確かめる必要があるのではないでしょうか？

この本は、
人が生きていることの、
喜び、悲しみ、幸せ、つらさに、愛情、ユーモア...
そんないろんな「生きている味」がする本です。

TVに取り上げられ一躍脚光を浴びた正造おじいちゃんの絵日記ですが、
正造さんが57年間絵日記を描き続けてきた理由は、
「子供や（亡き）奥さんにいつか報告するため」
この真っ正直な想いが読者の心を揺さぶります。
何気ない日常を切り取った絵日記の中には、
大切な人たちと過ごせる日々へのこれ以上ない愛と、
感謝の想いが目一杯詰まっています。

この本と一緒に、ぜひ一度ご自分の「幸せものさし」を
眺めてみて下さい。
本当の幸せとはいったい何なのか？
何度でも、何度でも、そこに帰ってみて下さい。




本の状態　★★★★☆　4.0点　
（状態の目安　★５点...最美品　★４点...美品　
★３点...普通　★2点...状態悪し　★１点...破れあり）　

帯　　　　　　　　　　なし
状態値引　　　　　　　なし
レア度　　　　　　　　★★★☆☆　 定価　　　　　　　　　¥1,404
販売価格　　　　　　　￥780　（-￥624）