『十年ゴム消し』
忌野 清志郎
伝説的ロックスター、暗黒時代の魂の記録。
現代最高の詩人・清志郎の初期衝動の全てがここに。
その闇・悲しみ・葛藤が貴方の心を揺り動かす！
極上の詩集かつ随筆と思って読んで下さい。
今では伝説として語られるバンド・RCサクセション。
60年代後半に産声をあげたバンドが、
一躍注目の的となったのは、80年のこと。
伝説のロックスターにもあった暗黒時代。
この本は、その10年にわたる暗黒時代に清志郎が書き溜めた
詩・日記・私小説などを集めた貴重すぎる一冊。
ややもするとファン向けの本、タレント本的な扱いを
されているケースもあるようだが、さにあらず。
この本の中には現代を代表する「詩人の全て」が入っている。
過激なファッション、表現のスタイルで
日本におけるパンクの先駆けとなった清志郎だが、
その内面にあったのは闇、悲しみ、葛藤...
それらが混然と収められているまさに「心象スケッチ」。
清志郎は何に悩み、何に憧れたか、
そのキャラクターの背後に負った「人間・清志郎」の姿は、
きっとあなたの心を揺り動かすハズ。
ぼくは、今まで二十二年間というもの
途方にくれていた
おはよう 午後三時、
いい気持ちで雨が降っている。
夢で見たことを 歌ってきた
夢の中で生きているようなもの
夢の中で年老いて おじいさんになれたらいいけれど
ー と 途方にくれていた。
ぼくを 心の中に入れておくれ
いつか 春か秋に
「ずっと夢を見て 安心してた」の歌詞で知られる
名曲「デイドリーム・ビリーバー」の雛形も
すでにこの中で語られている。
ぜひ極上の詩集として味わって頂きたい。
本の状態 ★★★★☆ 4.0点
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帯 あり
状態値引 なし
レア度 ★★★★☆ ややレア 定価 ¥1,572
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