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なぜ今、本屋なのか?

なぜ今、「本屋の○○な話」なのか......

減り続けている「町の本屋」と、増え続けている「独立系立系書店」という謎のギャップ。

「10年で全国の書店の数が3分の2に減少」
「自治体の4分の1が書店ゼロに」

 
書店の2023年度の総店舗数は全国1万918店で、10年前の1万5602店から3割以上減少。 23年度の閉店数も614と、減少に歯止めがかかっていません。
その一方、小規模店舗、独自の視点で本や雑誌を仕入れ、制作する、いわゆる「独立系書店」と呼ばれる書店は、年々その数を増やし続けています。
このサイトでご紹介するのは、「もうやめたい!」という人と、それでも「今からはじめたい!」という人が沢山いる不思議な不思議な書店業界のお話です。

書店が減り続けるワケは?

本屋が儲からないって本当?

圧倒的な「薄利」が生じる2つの理由。

今、書店が多く閉店している理由は極めてシンプル、「儲からないから」です。
著作物の再販制度(再販売価格維持制度)で、本の値段は個々の書店で変更する事ができません。
また出版社→問屋(取次)→書店 のトライアングルで形成される委託販売制度により、書店は大部分の本の返品を認められる一方、返品コスト、傷んだ商品の裁断費用などが、本の卸値に反映されます。
書籍の卸値は本体価格のおよそ70%〜80%といわれており、500円の文庫が一冊売れたとして、書店の粗利は150円〜100円、そこから、人件費、光熱費、店舗の賃料等の経費引かれていくことになります。
この圧倒的な「薄利」を解決できる方法は唯一、低コストでの「多売」です。しかし、この低コスト、多売が困難になっていること、これが今多くの書店が直面している問題なのです。

 

「儲からないこと」をはじめる人たち

儲からないことをするのは悪いこと?

儲からないことをはじめる人が増えている、という不思議。

・儲からないことをやっている人たちはプロではない。
・非合理的、非効率的ことは、無意味で排除すべきことである。
 
私たちは個人差はあれど心のどこかでそう思っているのではないでしょうか。
でも今、その儲からない、非合理的で、非効率なことに自ら足を踏み入れる人たちがいます。彼、彼女たちはなぜこの今、本屋をはじめたのでしょうか?
行動の前には必ず「心の動き」があります。
彼、彼女たちの心の動きには、書店の業界話にとどまらない、現代人の心に響く多くのメッセージがつまっていました。
何に心を動かされ、どのように心を動かしたいと思い活動を続けているのか。ぜひ彼、彼女たちの言葉に心の耳を傾けて見て下さい。

 

○と○の重なる場所に行ってみよう。

心の○と心の○の重なるところに「大切なもの」がある。

私たちはそれぞれ違う。でもどこか似ている。

貴方がこのサイトにお越しになられたきっかけは何でしょうか?
「本屋が好きで興味があるから...」
「いつか本屋になってみたいと思っているから...」
「自分も本屋を営んでいるから...」
 
どんな理由であったとしても、そこに「本」に対する何らかの想いがあったのではないでしょうか。
では、「本屋を営む者の心」と「本を想う者の心」が重なる場所に行ってみましょう。そこに「大切な何か」があるように思うのです。
このサイトはそんな心と心の○が重なる場所のひとつであれるようにと願い運営されています。